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自作マシン壱拾弐號機(Shuttle SH370R6V2(白))

LAST UPDATED on June 18, 2022
ひょんなことから2個目のShuttle SH61R5を入手し、別途SH370R6V2のマザーボードとバックパネルも入手することができました。
上記を組み合わせ、最強のShuttle白キューブを目指してみました。
オーバークロック非対応のH370マザーですが、意味なく倍率アンロックのi9 9900Kを載せ、更に勢い余ってi9 9900KSに乗せ換えています。
また、Turbo Boostの効きが良くなることを狙って水冷化しています。

主要諸元

    [型名]
    壱拾弐號機11型乙
    [種別]
    キューブ型PC互換機
    [マザーボード]
    Shuttle SH370V2
    [チップセット]
    H370
    [CPU]
    Core i9 9900KS@4.0GHz(100x40)
    [CPU COOLER]
    SCYTHE APSALUS II 90
    [メモリ]
    CORSAIR CMK16GX4M2B3200C16(DDR4 3200 8GB x2)
    [ストレージ]
    WD BLUE SN550(NVMe 1TB)
    Sandisk SASSDA-2T00-G26(2.5in. SSD 2TB)
    Western Digital WD40EFRX (3.5in HDD 4TB)
    [グラフィックボード]
    ELSA RTX A4000
    [ネットワークアダプタ]
    on MB
    [音源]
    on MB
    [電源]
    Shuttle PC63J(80 PLUS SILVER 500W)
    [ケース]
    Shuttle R5 White
    [O/S]
    Windows 10pro 64bit

CPU

先ず、G5400を搭載し、BIOS更新の上、マザーボードがサポートする最強のCPUである、Core i9 9900Kに換装しました。
その後、更なる高みを目指して、サポート外のCore i9 9900KSに換装しています。
G5400
9900K
9900KS

メモリ

自作壱拾壱号機のお古のCORSAIR CMK16GX4M2B3200C16を、2133MHz駆動で使用しています。

冷却

G5400から9900Kに換装した際、9900Kはサポートリストに含まれているものの、Shuttle純正のICEでは、高負荷時にFANが全力回転の爆音となり、室温30℃の場合、CPU温度も100℃に張り付いてしまいました。
H370マザー故、オーバークロックに非対応ですが、CPUの能力をなるべく引き出すために、白いSZ77R5と同様に、SCYTHE APSALUS II 90を用いて水冷化しています。
水冷化により、高負荷時の騒音が激減すると共に、冷却能力そのものも底上げされ、ターボブーストの効きが改善されます。 9900KのCPU-Z内蔵ベンチの結果をICE冷却の場合とAPSALUS II 90の場合で比較した結果は以下の通りです。

I.C.E.(空冷)使用時
APSALUS II 90(水冷)使用時

3D系のベンチマークも、グラフィック負荷の軽いものほど改善効果が大きくなります。
CPUGPU3DMARK(空冷/水冷)
ICE STORMCLOUD GATEFIRE STRIKETIME SPY
Core i9 9900K@3.6GHzGEFORCE GTX1070195013/19952441041/4690513759/141115463/5590
Intel UHD63071017/7452711948/121011344/1349529/529

その後、CPUは9900KSに換装しましたが、9900K同様、APSALUS II 90との組み合わせで使用できています。

グラフィックボード

Shattleのキューブケース用マザーは、拡張スロットが2本あるのが大きな特徴ですが、ケースの拡張スロットも2本なので、組み合わせるべきグラフィックボードは、個人的にはシングルスロット１択です。
本マシンがロールアウトした2020年当時、手持ちのシングルスロット用グラフィックボードの中で最強だったKFA2 GEFORCE GTX 1070 KATANAを、白いSZ77R5から引き剥がして、取り付けていました。
特に不満はなかったのですが、さらなるロマンを求めて2022年6月に、シングルスロット用グラフィックボードとして入手可能なものの中では最強と思われるELSA RTX A4000に換装しました。

GTX 1070 KATANA
RTX A4000

G4500内蔵
9900K内蔵

電源

PC63J(80 PLUS SILVER 500W)を使用しています。
ワットチェッカー(サンワサプライTAP-TST7)の実測値による、マシン全体の消費電力は下記の通りです。

MBCPUGPU高負荷時アイドル時
SH370V2Core i9 9900KSRTX A4000323W47W
GTX1070302W34W
UHD 630134W25W
Core i9 9900KGTX1070282W33W
UHD 630149W25W

ストレージ

M.2ポートにWD BLUE SN550(1TB)を差して起動ドライブとしています。
体感及びベンチでは、概ね期待通りの速度が出ています。
CrystalDiskMark7.0.0

Core i9 9900K/WD BLUE SN550(1TB)

ベンチマーク

CPUGPU3DMARK
ICE STORMCLOUD GATEFIRE STRIKETIME SPY
Core i9 9900KS@4.0GHzRTX A4000未計測未計測2232310160
GEFORCE GTX107020134246462146605538
Intel UHD63092749118021358541
Core i9 9900K@3.6GHzGEFORCE GTX107019952446905141115590
Intel UHD6307452788331047443
Pentium Gold G5400@3.7GHzIntel UHD610465515773729266
Core i7 6700K@4.0GHz
(参考)		GEFORCE GTX107016038330170139185301
Intel HD5306475788331173490

CrystalMark2004R7

9900KS/UHD630
9900KS/GTX1070

9900K/UHD630
9900K/GTX1070

主要履歴

  • 2022. 6:グラフィックボードをKFA2 GEFORCE GTX 1070 KATANAからELSA RTX A4000に換装
  • 2022. 4:2.5in.SSDをWestern Digital WDS100T2B0A (1TB)からSandisk SASSDA-2T00-G26(2TB)に換装
  • 2021.12:CPUをCore i9 9900KからCore i9 9900KSに換装
  • 2020. 8:CPUをPentium Gold G5400からCore i9 9900Kに換装
  • 2020. 6:ロールアウト

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